八千代市のリフォームブログ｜リフォームで出来る住まいの換気について考える

世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症は、グラスランチハウス・リフォームのある八千代市でも感染者が何名か出ており、不要不急の外出をしない事が重要となっております。

コロナウィルスの感染を防ぐ中で、以前から言われていた【3密】の中の、密閉を防ぐには、換気が大切と言われています。

注文住宅やリフォーム・リノベーション工事を八千代や佐倉周辺で多く行っているグラスランチハウスでは、住宅の断熱や気密について長い間研究をしてきました。その中で、住宅の換気についても多くの知識を得ることができましたので、八千代市周辺にお住いの皆様に住まいの換気についてお話をいたします。

換気は、単純に窓を開ければ良いという事ではありません。
部屋の空気の入れ替えをする事が換気となりますので、空気が入ってくる窓と、空気を排気する窓がなければなりません。
その日の風向きにもよりますが、北側と南側の窓、あるいは東側と西側の窓を開けて、間にあるドアや引戸も開放して換気を行います。

窓の開き方の種類によっても、変わってきます。
窓が壁の一面しか開けられない場合、引違い窓のガラスを真ん中に寄せて両方開けてもさほど空気は動きませんが、真ん中がFIXで両サイドが縦滑りの「ウィンドキャッチ」の窓にすることで、引違いの窓に比べて、短時間に多くの空気の入れ替えが可能になります。

実際に筆者がYKKAPさんの品川SRで体験をした時にその差は、一目瞭然でした。部屋の中に煙を充満して煙がなくなるまでに時間を見るのですが、引違いが多くに時間が掛かるのに比べて、ウィンドキャッチの窓は、短時間で煙がなくなりました。
この窓にしたい場合、新築ばかりではなく、既存のお宅でも今ある引違い窓をリフォーム工事でウィンドキャチ窓に交換することも可能です。

また、近年の住宅は、高性能化が進んで気密性能が高く、窓を開けなくても24時間換気扇で、部屋の必要量の空気の入れ替えをする事が可能となっています。

冬の寒い時期は、中々窓を開けての換気は厳しいものですが、高気密住宅の24時間換気であれば、さほど部屋の温度変化がなく、キチンと空気の入れ替えをすることができます。

この時の注意としては、中途半端に窓を開けないという事です。
窓を開けることにより住宅の気密性が崩れ、24時間換気扇での空気の入れ替えが困難になります。
風船に小さな穴をあけたときに勢いよく風が吹き出しますが、あれと一緒で気密の高い住宅に小さな給気と排気の穴を開けることにより、家全体の換気ができるのです。

また、もう一つの注意として、換気扇の掃除です。
4月11日のブログにも書きましたが、室内やフィルターは元より、外壁についている換気フードの防虫網が目詰まりしてないか確認をして下さい。
室内側がきれいでも、室外側が見詰まりしていれば、24時間換気扇の換気性のが発揮されません。

八千代にあるグラスランチハウスでは、外部の換気フードの清掃や、換気についてのリフォームやリノベーションの相談を随時受け付けております。

新型コロナウィルスの感染を防ぐために、家の中にいる、ステイホームが基本ですが、それに伴い多くのストレスを感じている方も少なくはないと思います。

次回は、森林浴で癒しの効果が得られる木材から発せられるフィトンチッドを住まいの中に取り入れることができる、自然素材のリフォーム・リノベーションについてお話をいたします。