建築資材の納期遅延の為、早めの工事依頼のお願い

昨年の10月頃から現在まで、様々な建築資材の納期遅延が続いております。

新型コロナウィルスによる都市のロックダウンや、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な半導体不足などが主な理由ですが、現在の所、回復の目途は立っていません。

その中でも、特に時間が掛かているのが、ガス給湯器やガスコンロ等のガス設備機器、エコキュートやIHクッキングヒーター等の電気設備機器、人感センサーや明暗センサー等が付いた照明器具があげられます。

中には、受注停止にまでなっている商品もございます。

各メーカーの商品の中に入っている小さな部品は、中国等の東南アジアの工場が、供給している事が多く、これらのサプライヤーのロックダウンによる操業停止が大きく影響しています。

先日までロックダウンしていた中国でも、現在は、解除されたようですが、今後も感染状況により、ロックダウンや各工場の操業停止が起こる可能性もあります。

全体的には、徐々に回復の方向に向かっているようですが、受注残が優先となる為、正常な期間で納品が出来る状態になるまでは、しばらく時間が掛かりそうです。

これらの商品の納期は、注文してもすぐにはわからない状況ですので、上記の設備機器が関連する工事については、半年以上の余裕を持って計画する事が必要です。

特に、設置から10年を過ぎた給湯器やコンロなどは、急に壊れてしまった場合、対応部品が無く修理が出来ない場合もあります。

新しい物に交換するまで、何か月も使えない状況になってしまいますので、過去に修理をした物や、現在調子があまり良くない場合は、壊れるまえに修理や交換の依頼をする事をお勧めいたします。