屋根瓦の台風対策!!
八千代市にも多くの被害を出した、2018年の大型台風の直撃の時には、台風から1週間を過ぎても、屋根瓦が飛んでしまったというお問合せがとても多く寄せられました。
築年数の長く経っている建物は、棟瓦の下に粘土状の土を入れて、銅線などで棟瓦縛って納めていて、その銅線が古くなって切れたり、瓦を支えている土が崩れて、銅線が緩んでしまう事が多くあります。
10年程前の、東日本大地震の時にも、上記の工法の瓦の多くは、棟瓦が崩れたり、ずれたりする被害が多く発生して、すべてのお客様の屋根を直すまでに1年以上も掛かりました。
近年の瓦屋根は、地震や台風の対策の為、強化棟と言われる工法を多く採用しています。
この工法は、土で瓦を支えるのではなく、棟の下に木材を入れて、棟瓦を直接釘やビスで止めていきます。
強化棟工法の場合でも、10年程前位までは、ほとんどが釘で瓦を止めていたため、棟木の経年変化のやせなどで、釘が緩んで浮いてしまい、台風などの強風時に飛んでしまう事があります。
瓦屋根にお住いの方は、是非一度ご自宅の屋根の点検をしてみて下さい。
釘留めの場合の改善方法は、いたって簡単で、緩んでいる釘を抜いて、ビス止めに替えるだけです。
工事期間も、1日か2日で完了して、工事代金も、足場工事が不要なお住いであれば、5万円~10万円程度で済みます。
ただ、ほとんどのお住いの場合は、施工する職人さんの安全確保のために、足場工事が必要になりますので、いくらかでもコストを抑えるために、外壁塗り替え工事等に併用して行ってみては如何でしょうか。
この記事へのコメントはありません。